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日本建築防災協会が発行しています「だれでもできるわが家の耐震診断」。
耐震診断ってどういうことをするのとよく聞かれます。
上記の簡易診断をみるとざっくりとしたその内容がわかります。
「いつ建てられたのか」1981年(昭和56年)以前のものは古い耐震基準の建物となりこの境目で耐震性能は大きく変わります。
それぞれの項目の中で、注目したいのは、7項目の「1階と2階の壁は一致していますか」これはなかなか確かめるのは難しいというかメジャーなどで計らないとわからないのですが、できる限り一致しているほうが良く、特に2階の外壁の下に1階の壁があるのが良いです。
そして8項目「壁の配置はバランスがとれていますが」。良く見かけるのは、南側に窓を多く取っている建物です。極端に南側だけ窓が多く壁が少ないのです。
こういう建物は「バランスが悪い」と言えます。
また、9項目「屋根葺き材は」。これは重い屋根材「瓦」か、軽い屋根材「スレートや金属板」かどうか。
瓦などの重い屋根材は当然それを支える柱(壁)に負担が大きくかかります。屋根を金属葺きにして軽くすることで随分と耐震性能は向上します。
以上のように、耐震診断のざっくりとした内容はご理解いただけたでしょうか。
さらに詳しく知りたい方は是非相談会へご参加ください。